日記2022/03/02「給与と価値は結びついているのか」

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出勤中、目まぐるしく毎日が過ぎていくなあと思った。最近は発散しがちだった業務を集約させるため、過去の業務などを確認しつつ頭を整理している。そんなわけでほぼ毎日(サービス)残業であり、平日などは好きなことに使える可処分時間が少ない。何のために生きているのか。

終日分析をしていた。分析室にこもっていたため、ノイズも少なく快適だった。分析をしながら大企業の評価体系、いわゆる年功序列制度をベースとした賃金体系について思考していた。昇格とかはどうでもいいが(どうせこの先も独りであり、現在の年収で独りでやっていくには十分すぎる)、仕事の価値ベースでの報酬になっていない点についてぼんやりと考えた。「働かないおじさん」と揶揄される存在は確かに存在していて、実働として何かをするわけでもなく、パソコンを叩いているようだ。たまに若手に助言をし、若手はそれに翻弄されながらも何かしらのアウトプットを出していく。まあ、「コンサル」という職種が成り立っている以上そういうもんなんだろうなと思う。大枠の方向性を適宜修正することにも価値があるということ。実働としてというか、いわゆる「忙しい」のは若手であろうが、給与体系として経験に給与が支払われるというのはあながち間違っていないのかなと思う(私が良し悪しをという話ではなく、大企業の制度の形として合っているか、合っていないかという話)。見えるアウトプットを出していく若手のうちに高いインセンティブが得られる方か、上記のように経験に価値を付与する方か、どちらがいいのだろうか。

ちょっと前に書いた40代程度の同じチームの人から個別チャットが突然来た。何かと思ったが、私がManagerの意向をくみ取るべく動いていることを評価してくれているらしい。とりあえず組織はどうなっていくんですかね、と返答しておいた。

昼はぼんやりといつものカフェテリアで考え事をしていた。マネジメント層若しくはそれ以上の層の役割としては、(経営面も含めて)技術開発のGo/No Goを判断すること(及び多角的な視点からの技術開発計画に対する助言)と理解しているが、そういう層への報告の際には「技術開発で大変だったこと」「従来達成できなかったことをなぜ達成できたのか」といった観点のアピールというか、情報を盛り込めとされる。率直にそれ、要るか?と感じる。なんだか幼稚園の学芸会に演者側として参加している気分になる。このあたりをシンプルに体系化して欲しいというか、上位層の判断軸が明示されると冗長な報告とかも減るんじゃないのか、と思う。技術開発の難易度の話は許容としても、個人がここ頑張りましたとアピールする情報が上位層のシビアな判断軸に乗ってくるのか、疑問がある。乗るにしても乗らないにしても、やっぱり構造的に上位に行くほど技術はわからなくなる傾向にあり、そのあたりをフォローすべく様々な可能性のある若者が苦労せざるを得ない現状には憂いている。我々は褒めてもらうために技術を開発しているわけではなく、あくまで顧客にとっての価値がベースにあるのに、と。

20時程度までサビ残していた。未だに上位層に対する報告の目的がよくわからない。上述した通りの認識を私はしていたが、やっぱり指摘事項として「頑張ったことは」とか、話をするうえであまり重要ではない部分の修正がなかなか重い。キリキリとストレスを感じながら資料の修正を行っていた。成果発表会的な側面もあるのだろうか。自分の検討においてうまくいった事例について具体的に話したところで、その具体は徐々に薄まるため、上位層への報告というクローズな場で話を展開したとて意味はないというか、周りのノウハウにはなり得ないであろうし、逆に抽象的すぎるとそれはそれで伝わらない。資料だけで伝わるようにしてくださいって、では私がプレゼンする意味はどこにあるのか?と疑問に思ってしまう。資料だけで伝わるなら資料を投げ、あとはチャットで事足りるのではなかろうか。上位層のみぞ知る思惑が上位層への技術開発報告にはあるのだろうか…。

会社を出る時間が20時を超えてくると、さすがに家で料理を…という発想にはならないため、吉野家へ足を運んだ。いつものごとく豚の生姜焼き定食を頼もうとぼんやりと席に座ったが、3分ほど放置された。なんだか忙しそうだった。

帰宅後はYouTubeに動画が公開されているのを確認したのち、湯舟で30分ほどぼんやりとしていた。何について思考するわけでもなく、42℃のお湯の中に浸かっていた。

ゲームをしたいところだが、する体力も残っていないので、もう寝ます。

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