また四時ぐらいに起きた。花粉症早く収まってくれ。自分は症状がかなり重い方で、鼻水が止まらない、目のかゆみ、くしゃみ、夜眠れない、などが主な症状となる。我が性質ながら厄介だなと思う。
朝はのんびりAmazon Primeでオッドタクシーを見ながら朝食を食べた。皮肉が効いててまあまあ面白かった。勧められた理由がなんとなくわかった。
出社し社内のグループチャットを覗くと、まあまあ荒れていた。各々の思いを読み取りながらメッセージを飛ばしておいた。グループチャットながら、発言しているのはやはり「意見を言える」人たちばかりである。全体というか組織に対して興味がないのか、忙しいのか、言いたいことはあるが心理的安全性が低いのか…、メンバー各々の個性を見きった上で策を打たねばならないと考えると、途方に暮れた。
40代のメンバー(前の日記参照)も出社しており、私の姿を見かけるなり昨日はチャットで熱くなってしまい申し訳ないと言われた。私に迷惑がかかっているわけではないので気にしないで欲しいこと、あなたの狙いは理解していること、ヒールとなることでかかるストレスなどによる心労を心配していることなどを申し伝えておいた。何がとは言わないが、理解者がいるという事実だけでも救われるものである。ともあれ高い解像度を備えた人間は相応の苦労を抱えるものだなと再認識した。
明日に控えているVice-president向けのプレゼン資料をさらっておいた。Managementの添削を受けて何をいいたいのか分からないような構成になってしまったか?と思いつつも、大枠の流れを思考した。個人的にはPowerPointのような資料はプレゼンの「おまけ」で脇役的な立ち位置である。口頭ベースで「伝える」ことが私のプレゼンの基本となる。まあVice-presidentにどう捉えられるかは知らないが、構造的に若手が自由にやれないのは勿体ないなあと思う。なんだかんだで出る杭は打たれると言うか、大企業標準に収束していく仕組みである(その割に上位層はInnovationを、とか、将来のコアになるTechnologyを、というメッセージを出しているのが現状である)。
多様性を!という声をよく聞く。やっぱり今の時代多様性が大事だよねと言う集団を形成しているようだ。何をやってるんだ、と思った。まあ、どのレイヤーで考えるかというだけの話だろうか。
昼は食堂で黒い麻婆豆腐と小鉢×2、麦飯、お味噌汁を食したのち、カフェテリアへ移動し、売店で売っていた濃厚チョコタルト、どらやき、ホットコーヒーを手にし、思考した。概ね、上記したようなことを考えていた。考えたというより、思いを巡らすといった表現が適切だろうか。研究開発職に就き、やっと研究開発に集中できるな、と思っていた。最近は些末な業務や調整に時間を食っている気がする。◯◯のための会議、◯◯のための調整、◯◯のための根回し、「終わっ」ちゃったかな~と思った。まあ、インパクトの強い価値ある技術を産み出せていない自分の責任なのだが。
業務の本質というか仕組み上の矛盾に気づき始めている若手が声を上げているのに、「そういう仕組みだからしょうがない」といった雰囲気が出来上がってしまう文化にはうんざりするし、(若手は)報われないなあと思う。まさしく問題盲である。ついでに言うとそこを変えるためには「個人が」行動しなければならず、あらゆるリソースが圧倒的に不足しているなと思う。それは「まあ知らないふりしておけばいいか(もしくは問題そのものに気づけない)」となるのも自然と言える。弊社もジョブ型となりはじめたようだ。個人のRoleとResponsibilityが明確になった中、「まあ誰かがやるでしょ」とされてきた行動の行く末を案じている。現状においても顕在化しつつあるそれらが顔を表す日がくるのだろうか、と。「問題が起きたぞ!」となる光景を見る日が来るのだとするなら、私はその光景を冷ややかに眺めていることだろう。
適当にサービス残業をこなし、帰宅後、もやしとピーマンとツナを塩こうじで和えたものを炒めて食べた。一人暮らしをしてからというもの、もやしの万能さには驚いている。まず何より安い。30円くらい。そしてウマイ。適当に何らかに合わせても無難に仕上がる。ツナ缶はあんまり栄養バランスがよくないと聞いたが、果たしてどうなのだろうか。
読めない明日を夢想しながら、眠ることとした。
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